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中島清吉商店のこだわり

中島清吉商店のこだわり

中島清吉商店のこだわり

将棋を指される方のために
じっくりと取り組む
将棋駒専門店の丹精込めた駒づくり

当店は創業の明治初当より4代にわたり、将棋の故郷・天童で将棋駒専門店として、駒づくりを営んで参りました。
取り扱っている商品は、子ども向けのごく安価な品から、名人戦などのタイトル戦にも使用される盛り上げ駒まで様々です。
当店では、それら商品を原木の仕入れから木地加工、製品化まで一貫して承り、現在は全国各地のお客様よりご愛顧いただいております。
どの製品もでき上がりには自信があり、日々、こだわりを持って駒づくりに取り組んでおります。

こだわり一

国産材のみを使用し、月日をかけて
生みだす駒の木地

将棋の駒の原料となる木には、イタヤ、斧折(おのおれ)、御蔵島黄楊(みくらじまつげ)、槐(えんじゅ)等を使用しています。
これら希少な原木を仕入れたら、中の水分がしっかりと無くなるまで、まずは3年程度乾かします。
長い年月をかけて乾かすのは、時間が経ってもシミが入ったり、割れたりするのを防ぐためで、駒づくりの最初の重要な作業です。
お客様のお手元にわたってから駒が変形することがないよう、しっかりと木地を乾燥させます。

こだわり一

こだわり二

40枚・セットでの美しさを
出すために修行を積んだ木地師の力

将棋駒の良し悪しを決める基準はいくつかありますが、最も重要なのは、40枚全てが揃った時に木目がどれだけ統一されているかという点です。
その中でも特に美しいとされるのが、本ツゲ材の「虎斑(とらふ)」という木目模様ですが、ツゲ材にも個体差があり、必ずしもすべての木材に美しい虎斑が現れるわけではありません。
また、これを40枚のセットで美しく見せるように加工するのは非常に難しい技術です。
私たちはお客様にとっての最高の品になるよう、常に木地に向き合い、駒を切り出し続けています。

こだわり二

こだわり三

最高の仕上がりをイメージしながら
施す職人の「彫り」と「書き」

「ふ」から「王」まで駒の大きさが異なる将棋駒は、専用の楔(くさび)で大きさを調整して固定し、左手で持ち方を変えながら、右手(利き手)で彫り進める必要があります。
字を掘る深さは、書体の太い箇所は深く、書体の細い箇所は薄くといった具合に、字の太さによって刀の入れ方を変える必要があり、何回刃を入れても一筆で書ききったような美しさに仕上げることが重要です。
「彫り」と「書き」、「彫り埋め」と「盛り上げ」を行うには、基本を学んでから、さらに10年程度の経験を要しますが、それだけでは一流には近づけません。
私たちはお客様のために「常に完璧に仕上げる!」という情熱と責任感を持ち、頭の中で最高の仕上がりを想像しながら、日々、将棋駒づくりに臨んでいます。

こだわり三